キャッシングが当たり前の生活

以前、劇団員だったころ、チケットのノルマをさばく事が出来ず、毎月のようにキャッシングをしていました。 チケット代といっても1万円くらいでしたので、1万借りては返す、そしてまた借りるという日々を過ごしていた頃がありました。

キャッシングはマルイのカードやプロミスなどでした。 人に借金することはあまりありませんでした。 親には借りるというより貰うという感じでしたので、実際にはキャッシングで借金をしてお金の工面をすることがほとんどでした。

公演のチケットが売れれば逆にギャラが入ってくるはずなのに、当時は全く人が入りませんでしたので、ノルマ分のチケットは自分で自腹を切っていたのです。 自腹を切ってまでしても舞台には立ちたかったですし、今ではあの時の苦労が肥やしになっていると思います。

そのうち、徐々にチケットが売れるようになり、ノルマを自腹で払うこともなくなり、キャッシングで借金をすることもなくなりました。

借金はさほど苦にならなかった

私は自分の経験を振り返るとキャッシングは決して悪いこととは思いません。 自分の力で工面しながら生きていくのですから、考えようによってはとても便利ですし、キャッシングシステムにはとてもとても感謝しています。

人生経験としてもとても勉強になりました。 借りたお金を返済しきった時、とても清々しい気分になったことも覚えていますし、良い思い出です。

今思うとキャッシングしながら生活していたあの日々はとても熱かったなと思います。 借金の返済はさほど苦にならず、情熱が燃え滾っていたなと思います。