父が事業の不振でお金を借りていた

父親が自営業で、物を購入してそれを顧客に販売する仕事をしていました。

景気のよいときはそれなりに儲かり、こちらも生活水準は普通の生活でした。 しかし儲かっていくと、今まで以上に上の顧客が欲しくなるらしくその顧客をゲットするには今まで以上の付き合いが必要になってきます。

そして、今までの顧客も大事にしなければならないため必要になるお金が増えていきます。 最初はそれでも儲かっていましたし、借金をすることや赤字になることはありませんでした。

しかし景気が悪くなってくると、個人間での売買は一番最初に切られるものであり、しかも毎回購入しなくてもいいモノを販売していたので、付き合いにのみお金がかかるようになってきました。 飲食代などを負担していたのですが生活はよくならず、ついには借金をするにまでに至りました。

家族に内緒で借金をし、たまに顧客から購入してもらう物の代金でその借金を返済していました。 家族に借金のことがバレてはいけない、だから生活水準を落とさないために更に借金をするのです。

借金取りが家に来るようになった

繰り返し借金をするうちに家族にどうしてもバレてしまい、結構取り立ての厳しいところからもお金を借りていたので、父親は借金取りに追われる生活に入りました。

私たち家族は、母の親戚がそちらの勢力と関係あるらしく手出しはきませんでした。

最終的に父親は自殺未遂をし、警察のお世話になる所までになりました。 そこから弁護士さんを紹介してもらい債務整理に入ったのですが、「借金返済は「まだお金を返せる」という自信がある時が一番危ないな」と思いました。


確定申告で副業がばれてピンチ

借金返済を効率よくするために、副業を行っていました。

副業といってもせどりやアフィリエイト、ネットオークションです。 副業といっていいのか分りませんが、ギャンブルで儲けることもありました。 給与以外の収入の中から借金返済とギャンブルをしていたのです。 借金の原因は主にギャンブルで、大負けしたときにこっそり借りたのがきっかけで200万円近くになっていました。

小遣い制なので、副業で借金返済をしていこうと思ったのです。 本業の会社と妻に内緒だったのですが、確定申告であっさりばれてしまいました。 妻には借金自体が内緒だったので、平謝りです。 会社は特に副業禁止だったわけではないのでおとがめなしですが、気まずくなりました。

上司に呼び出され本業に支障をきたさないようにと約束し、無事副業は続けられるようになりました。 問題は妻の方で、内緒の借金のことで非常に怒られました。 一時は実家に帰られてしまい、離婚の危機でした。 なんとかじっくり話し合って離婚は回避したものの、お金関係はすべて妻に握られそうで気が重いです。

そもそも私がギャンブルやお酒で借金を作ったのがいけないのですが、それにしても自由に遊ぶこともできないなんて… 副業で稼ぐお金はすべて借金返済に回す、小遣いは減らす、ギャンブルは一切しないと約束させられました。 たまのギャンブルが息抜きだったんですが、仕方ないですね。 でも監視され続けていたら、また内緒で借金をしてしまいそうです。 [追記]