知らないうちに兄の借金の保証人になっていた

年齢が10離れた兄が久しぶりに実家に戻ってきた。 なんでも会社が倒産したとかで、職が決まるまでの間などと言っていたのだが、一週間程で出て行きました。

その半年後くらいに突然電話があり、兄の借金の保証人になっているとかで返済を求められた。 兄とは連絡がとれず、すぐに両親に相談し、借入先にも詳しい話を聞いた。

どうやら兄が実家に戻った時に、私の印鑑等を借金をするために勝手に使っていたらしい。 借金の返済金額もかなりのものだったので、親と私で肩代わりすることに決まり、先方に事情を話してなんとか分割にしてもらうことができました。

正直分割返済がダメとなると、資産を売却するか他から借り入れして返済をする方法しかなかったので助かりました。

返済時は精神的に辛かった

借金の返済はローンの返済と同じような感覚で居たのですが、精神的にかなり追い詰められました。

きちんと返済はしているのですが、定期的な催促の電話に出るのも本当に嫌になるほど辛かったですね。 親と私の給料とで毎月借金の返済をするのですが、このお金があったらあれが買えたとか旅行に行けたとか愚痴ばかりでした。

もちろん生活費をギリギリまで削っての返済計画だったので、病気や、親戚の不幸、知人の結婚式の度に食費等を削って頑張りました。 無事に一年ほどで借金を全額返済でき、なんとか他人様には迷惑をかけずにできた事を喜びました。

それからは、親兄弟でもお金に関しては前以上に厳しくなり、印鑑などの貴重品の管理には気を使うようになりました。 この件は家族だったのでまだ良いですが、お金のトラブルはちょっとした油断で巻き込まれると勉強し、以後は注意することにしています。